読書メモ:人間不平等起源説

自然なものとは何なのか、それを自然をなくしたもの似おいてではなく、自然に一致した状態にあるものにおいて探そうではないか。(アリストテレス政治学」)

人間不平等起源説は、ルソーがジュネーブに滞在していた時論文として発表したものです。

ルソーが理想とする国家像は

「主権者と人民の利害が唯一で、同一のものである国」 「国のあらゆる機構が、すべての幸福だけを目指して働くような国」 「人民と主権者が同じ人格である国」

としています。

人間の不平等について二種類あると主張しており、

・自然の不平等...年齢、健康状態、体力、精神の質、魂の質 ・社会的不平等...特権、主従関係

によってそれぞれ生じると主張している。